マレーシア資本のストリーミングサービス、アイフリックスについて
マレーシア資本のストリーミングサービスiflixは、
2017年にプラットフォーム全体で100億再生回数を
突破したとしています。
合計時間19,000年分以上のコンテンツがストリーミング
配信されたことを踏まえ、世界の視聴者の関心は引き続き
成長していると分析しています。
また、同社視聴時間は1セッションあたり平均2.5~2.75時間と
長く、世界中のどの動画サービスよりもアクティブなモバイル
視聴時間を維持しています。
同社はマレーシアで2014年にマーク・ブリット氏によって設立され、
タイでは2015年から事業開始しています。
また、中東・アフリカを中心に市場拡大した結果、進出先は19か国に
まで増加しました。
ターゲットとしては、インターネット環境が悪い中でもローエンドの
モバイル端末で、動画・音楽コンテンツを消費したいと考えている
新興国層を狙っています。
2017年7月には事業拡大を目的に増資を行い、1億3300万ドルを
調達しました。
既存株主のEvolution Mediaやイギリスのテレビ局Sky、
マレーシアのCatcha Group、Liberty Global、
Jungle Ventures、フィリピンのPLDTも同社への追加出資を
決め、これまでの累計調達額は約3億ドル以上となりました。
iflix社はまだ証券取引所へ上場していませんが、
確実に新興国でのプレゼンスを上げていくことを目指しています。
同社はMetro-Goldwyn-Mayer、Disney、Warner Bros、
Paramount、NBC Universal、Fox、CBSなど150以上の
スタジオ・コンテンツ配信業者との提携により、
動画、映像、音声コンテンツを提供しています。
iflix展開国はフィリピン、タイ、インドネシア、スリランカ、
ブルネイ、モルディブ、パキスタン、ベトナム、ミャンマー、
サウジアラビア、ヨルダン、イラク、クウェート、バーレーン、
レバノン、エジプト、スーダン、カンボジア、ナイジェリア、
ケニア、ガーナ、ネパール、バングラデシュなど、
2017年10月現在で500万人以上の加入者を抱えています。
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