タイにおける主な太陽光発電事業者
タイでは近年、太陽光発電事業者が次々と登場しています。
最大手のSPCG(SPCG)社はタイ証券取引所二部市場(MAI)に
上場していた
Steel Intertech(STEEL)社の株式を購入することで
二部市場へ上場しました。
Steel Intertech社の主事業は鉄鋼シートメタルで、
同社の生産するスチールが太陽光発電パネル部品の
一部となっています。
その後、二部市場から一部市場(SET)へ鞍替えし、
ソーラー発電所36カ所を運営するまでに成長しました。
2017年1月~9月期業績は売上38億1000万バーツ、
純利益18億100万バーツでした。
BCPG(BCPG)社は石油精製・小売り大手、バンチャーク石油
(BCP)の再生エネルギー・発電事業を分離して設立されました。
2015年設立、翌2016年9月にタイ証券取引所に上場しています。
この上場によってバンチャーク石油グループの出資比率は
約70%となり、残りの約30%は市場に放出しました。
日本では米Sun Edisonの日本法人サンエジソンジャパンを買収し、
社名をビージーピージージャパン株式会社に変更しています。
2017年1月~9月期業績は売上32億2600万バーツ、
純利益14億3000万バーツでした。
グローバル・パワー・シナジーGlobal Power Synergy
(GPSC)社はタイの国営石油PTT社から分離独立した
発電系企業です。
太陽光、風力、ガスタービンなど多岐にわたり発電事業を
展開しています。
2017年1月よりタイ東部チャンタブリー県で太陽光発電所の
商業運転を開始しました。
日本でも太陽光発電事業を展開しています。
2015年にタイ証券取引所に新規上場し、2017年1月~9月期業績は
売上161億9300万バーツ、純利益24億5200万バーツでした。
ガンクル・エンジニアリングGunkul Engineering(GUNKUL)
社もエンジニアリングから太陽光発電事業へシフトした
企業です。
日本でも発電所展開をしています。
2017年1月~9月期業績は売上37億8400万バーツ、
純利益4億5300万バーツでした。
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