タイの緑茶飲料大手、イチタンは砂糖減量飲料開発を進める
タイの緑茶飲料大手、イチタングループIchitan Group
(ICHI)では、砂糖を減らした飲料開発を進めると
しています。
イチタングループは2018年に向けて砂糖消費を抑えた
新製品開発をしており、砂糖税による値上げや利益下落を
避けたいと考えています。
会長のTan Passakornnatee氏は、同社飲料製品の
30~40%は糖分含有率の高い飲料に分類される可能性が
高いとし、砂糖税の影響を抑えるため砂糖・糖分含有量を
減らした飲料開発を進めます。
砂糖税負担は1瓶あたり6サタン~10サタン上昇と見ています。
加えて、タイ国内のペットボトル飲料市場は飽和しており、
競争が激しくなっていることを鑑みて海外輸出比率を増やす
考えです。
2017年の22%から、2018年には25%まで引き上げていく
計画です。
イチタングループIchitan Group(ICHI)の2016年度
業績は売上52億6600万バーツ、純利益3億6800万バーツ、
2017年1月~9月期業績は売上44億700万バーツ、
純利益2億2100万バーツでした。
2018年の売上高は68億バーツ~70億バーツになると
予測しています。
輸出品は砂糖税から免除されるため、新製品を発売する
とともに中国やミャンマーなどの新しい市場へ輸出する
計画を検討しています。
イチタングループ(ICHI)はオイシ(OISHI)社の創業者、
Tan Passakornnatee氏が立ち上げた企業で、
緑茶販売、ペットボトル飲料、エナジードリンクなどの
飲料大手となっています。
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