クルンタイ・カード、社債発行で155億バーツを調達する予定
タイのクレジットカード大手、クルンタイ・カード
KrungThai Card(KTC)では、2018年度までに155億バーツを
社債発行で資金調達する予定です。
2018年に償還の近い債務を借り換え、キャッシュレス社会の
到来に合わせた投資を進める計画です。
同社最高財務責任者Chutidej Chayuti氏は、2017年中に
期限切れとなっている債務を交換するため、社債発行で
35億バーツを調達すると発表しています。
不足分の120億バーツは2018年に社債を追加発行し、
資金調達します。
クルンタイカード社の社債は5年間と10年間の2タイプがあり、
3.3%を越えない利率となっています。
タイの金利は翌年までに+0.5%上昇する見通しです。
タイ中央銀行(BOT)は1.5%の政策金利を維持していますが、
世界的な傾向として金利上昇の予測が出ています。
この時期に社債発行、資金調達をしておくことが望ましいと
判断しています。
2016年度業績は売上146億8800万バーツ、
純利益24億9500万バーツでした。
2017年も引き続き前年比+10%の成長率を維持しています。
2017年上半期のビジネス成長は+25%になると
予測されていましたが、カード会員は17年の支出を遅らせたり、
控えたりしたため、2017年上半期業績は総売上79億バーツ、
純利益15億バーツと報告しています。
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