タイ国営石油ではガス生産事業の分離・分社化を検討
タイ国営石油(PTT)はガス生産事業を分離、分社化する方向を
検討しています。
CEOのTevin Vongvanich氏は、タイ政府がガス価格自由化に
踏み切ったことで需要は増加していくと見ていて、
分社化で意思決定を効率化していくとしています。
2017年7月末にタイ国家エネルギー政策審議会(National Energy
Policy Council)もガス規制緩和の準備のため、PTTに親会社と
ガス事業を分離するよう指導しています。
タイ発電公社(EGAT)やガルフ・パワー・グループなどの
大手エネルギー会社は既にガス事業を開始する登録申請を
済ませています。
タイの総ガス需要は1日あたり50億立方フィート、
その58%は火力発電用で、残りは工業用向け、
輸送燃料用向けです。
タイ国内のガス資源は全ガス需要の約75%がタイ国内から、
20%はミャンマーからパイプラインで輸入しています。
残り5%はその他の国から輸入しています。
タイ国営石油(PTT)の2017年第2四半期売上は4787億バーツ、
純利益313億1700万バーツでした。
2017年上半期は売上9884億バーツ、純利益775億バーツと
なりました。
石油および石油化学製品の価格上昇により利益も増加しています。
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