タイのLPガス(プロパンガス)事業に関して
タイには日本のような都市ガスは通っていないため、
基本的にはLPガス(プロパンガス)などの配送会社が
活躍しています。
街中ではLPガスを積んだ軽トラやバイクなどが走っていて、
彼らはタイ国営石油やサイアムガス&ペトロケミカル(SGP)社
などのガス生産・卸売会社から購入しています。
業界最大手はタイ国営石油(PTT)で、LPガス事業者免許に関して
PTT以外ではサイアムガス&ペトロケミカル
Siamgas & Petrochemicals(SGP)社などほんの少数しか
存在しません。
LPガス(プロパンガス)は一般家庭では3カ月に一度ほど取替え、
一本300バーツ~が相場となっています。
地方では各地域によってPTTが直接管理しているところもあれば、
代理店を通じて販売しているケースもあります。
2017年、タイでもLPガス価格自由化が決定され、過去30年以上
続いた上限価格と補助金制度を廃止するとしています。
2017年8月から自由化政策は開始され、完全移行は3カ月後と
しています。
サイアムガス&ペトロケミカルSiamgas & Petrochemicals
(SGP)社は液化石油ガスの生産、アンモニア、プロパン、ブタン
などの石油化学関連製品を提供しています。
また、LPガススタンドの展開、液化石油ガスおよび石油化学製品のも
展開します。
日系企業では2017年7月にタイ三菱商事がタイのエネルギー事業局に
LPガス取引業者として登録しました。
この記事へのコメントはありません。