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ASEAN最新動向

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中国はASEAN域内貿易ルート拡大、大規模開発を必要とする

中国は今後の貿易ルート拡大、大規模開発を必要とする
Belt and Road Initiative(BRI)に関連し、
ASEAN域内への投資を活発化しており、
投資資金も成長していると報道されています。

タイの証券会社大手、メイバンク・キムエン
Maybank Kim Eng Securities(Thailand)(MBKET)
によると中国からの投資は2014年125億USドルから2016年
145億USドルへ増加しました。

中国政府は2013年9月に野心的な政策、ワンベルト・
ワンロードビジョン(一帯一路:One Belt, One Road)を
発表して以来、中国の外交政策イニシアティブが強まっています。

アセアン各国への中国投資は特にインドネシア、マレーシア、
ベトナムで継続して伸びています。
投資の大半は製造業に集中し、次に電気、建設、鉱業などの
主要産業です。

また、近年は情報通信分野でも中国投資が増加していて、
アリババ・グループがシンガポールに拠点を置く
EコマースプレーヤーLazadaを買収したことをきっかけにして
次々と進出が増加しています。
中国インターネット通販大手、JD.com社もインドネシアの
EC事業大手、トコペディアへ出資する交渉を開始しています。

一方、2010年~2015年の間にはすでに多数の投資失敗
プロジェクト報告もあります。
ミャンマーのミイトン・ダム・プロジェクトが環境問題関連の
圧力により中止され、ミデア・グループは南シナ海問題に関する
抗議でベトナム撤退したことなどが報告されています。

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