フィリピンの大手企業、アヤラ・グループ子会社はドイツのMT Misslbeckを購入
フィリピンの大手企業、アヤラ・グループの子会社は、
ドイツの自動車部品企業、MT Misslbeck Technologies
GmbHを買収することを発表しています。
MT Misslbeck社はドイツの自動車部品、プラスチック部品
メーカーで、自動車部品のOEM(Original Equipment
Manufacturer)および、自動車メーカーのティア1
サプライヤーです。
1869年設立で歴史は古く、ドイツのインゴルシュタットに
生産工場があります。
アヤラ・グループ傘下のACインダストリアル・テクノロジー
(AC Industrials)社はシンガポール登記の子会社、
AC Industrials(Singapore)社を通じてMT Misslbeck社の
株式94.9%を取得、合計金額は2680万ユーロとしています。
今回の投資は自動車バリューチェーンにおける戦略の一部を
形成し、ACインダストリアル社の既存事業である自動車部品
製造サービスと車両販売およびディーラー事業を補完するもの
としています。
ACインダストリアル社は2016年にオーストリアの二輪製造
企業、KTM AG社とパートナーシップ契約を結んでいます。
また同年には、合弁会社のIntegrated Micro-Electronics
Inc(IMI)社がドイツのディスプレイソリューションプロバイダー
VIA Optronicsの株式76%を取得しました。
アヤラ・コーポレーション(AYALA)はフィリピンのBPO事業、
ビジネスプロセスアウトソーシング事業、不動産、輸送、インフラ、
教育、ヘルスケア事業などを手掛ける複合企業です。
2016年度業績は売上+14%増の1992億ペソ、
純利益16%増で260億ペソでした。
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