インド系製鉄会社、タタ・スチール(タイランド)の2017年度決算
インド系製鉄会社のタタ・スチール(タイランド)は2017年度の
決算(同社は3月締め)を発表しました。
業績好調で四半期の販売鉄鋼量は34.4万トン、通年では前年比
10%増126万トンでした。
2016年度業績は売上197億5400万バーツ、
純利益2億1400万バーツでした。
鉄鋼を扱うタイの上場企業
Tycoons Worldwide Groupタンクーンズワールドワイド(TYCN)
鋼材生産
Permsin Steel Worksプームシンスチール(PERM) 冷延スチール
POSCO-Thainoxタイ・ノックスステンレス(INOX) 冷延鋼板
The Steelザ・スチール(THE) 鉄鋼
Thai Metal Tradeタイメタルトレード(TMT) 鉄鋼生産
Millcon Steelミルコン・スチール(MILL) 鉄鋼製品
タイの鉄鋼業界は、外資とローカル資本の参入を促すと同時に
参入制限を徐々に解除することによって川下工程から鉄鋼市場
規模拡大を進めてきました。
タイ政府は鋼板事業については当初1社のみに独占的な事業運営権を
与え、有力財閥のサハヴィリヤSahaviriyaグループが出資する
サハヴィリヤ・スチール・インダストリーSahaviriya Steel
Industries(SSI)が鉄鋼・鋼板事業を開始しました。
タイの鉄鋼事業者の中ではこのサハヴィリヤ・スチールが最大手です。
この他のプレイヤーとして、Gスチール(GSTEL)社やGJスチール(GJS)社
も大手ですが業績は低迷しています。
タタ・スチール・タイランド(TSTH)はタイ地場のミレニアム・スチールを
買収して鉄鋼市場に参入しました。
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