タイのLCC大手で経営不振のノックエアーが15億バーツを増資予定
タイの大手格安航空会社、ノックエアー(NOK)は、経営再建のため
15億バーツの資本増強を計画しています。
増資分に関しては39%を保有する筆頭株主タイ国際航空(THAI)と
12%を保有するナッタポン・チュランクン氏が新株引受に同意を
しているとしています。
タイのLCC業界は競争が激しくなっていて、1位エアアジアタイ(AAV)を
筆頭にLCCエアライン各社がタイの航空業界を席巻しています。
ノックエアー社では顧客に対し突然に予約キャンセルを出すなどの
問題も噴出したため、評判を落としていき、結果赤字に陥っています。
同社の2016年度業績は売上169億3800万バーツ、
純利益-27億9500万バーツでした。
タイ運輸省発表タイの航空業界2016年の市場シェア
1位エアアジアタイ(AAV):29.5%
2位ノックエアー(NOK):20.3%
3位タイ・ライオンエアー(未上場インドネシア資本):18.7%
4位バンコクエアウェイズ(BA):11.0%
5位タイスマイル(未上場・タイ航空子会社):10.5%
6位タイ国際航空(THAI):9.1%
この上位6社以外にもベトナム資本のベトジェットエアー、
フライドバイなど、国外からタイ航空産業へ参入する動きも
強まっています。
この記事へのコメントはありません。