タイの食品包装大手、テトラパック社、高齢者向けの新商品開発を進めていく計画
タイの食品包装大手テトラパックTetra Pak(未上場)では
拡大中の高齢者市場へフォーカスし、高齢者向けの新商品開発を
進めていく計画です。
同社では包装品ビジネス機会分析のため、既に27か国で食品、包装、
購買、ショッピング経験の豊富なシニア消費者動向を調査しました。
それによると、60歳以上の高齢者のうち59%は高齢者向けの特別な
デザインに対して超過料金を喜んで払うとしています。
また、高品質で付加価値があれば88%が超過料金を容認すると
しています。
タイの高齢者は急速に増加していて、製造メーカー側がまだ十分に
ニーズに応えるための準備が出来ていないことを示していると
しています。
2016年タイの人口の11%が高齢者層であり、1995年の5%台から
急速に伸びています。
健康志向が高まり品質を重要視していて、商品の安全性も見ています。
高齢者向け商品のパッケージについては以下のような特徴が
重視されます。
– パッケージングは、開封しやすくし、手の滑りを避けるための
キャップにする。
– パッケージは、軽量で丸みを帯び、持ちやすい形状にする。
– 買物の回数は少ないため、それに合わせて長い期間保存できる
ことが必要。
– ラベリングのテキストは、より大きな表示で明るくする。
– 栄養情報と有効期限は目立つように表示。
テトラパック社の調査では、若年層よりも高齢者の方が消費額が
大きく、機能性飲料などの製品人気が高まっていて、ミネラルや
ビタミンとローシュガー、減塩、低脂肪などの製品も広がりつつ
あります。
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