タイ政府は資金調達の仕組み・地域活性化を目指すため、日本のモデルを活用
タイ政府では、資金調達の仕組みや地域活性化を目指すため、
日本のモデルを活用するべきとアジア開発銀行から
提案されています。
地方のインフラ整備、中小企業への資金調達の仕組みとして、
地域ファンド、ふるさと投資ファンドHometown Investment
Trust Funds(HTITF)が小さな企業をより活性化・成長させると
分析しています。
HTITFは中小企業の資金調達を目的として個人が故郷への
小口投資に参加し、地方活性化を目指す取り組みで日本で
成長している金融スキームであり、新しいビジネスや新商品に
投資が出来る仕組みです。
日本のミュージックセキュリティ社が始めた取り組みで、
インターネットビジネス、Eコマース、ソーシャルメディアなどへ
投資を増やしました。
通常の金融機関ではリスクが高すぎて融資出来ない案件でも
地方や故郷を応援する投資家からの資金調達は可能であると
しています。
また、アジア開発銀行では各企業の売上、資産、負債に基づいて、
中小企業のためのクレジット・スコアリングシステムを開発するため
にタイの国家信用局(NCB)と協力して来ました。
40万件ある中小企業のNCBデータベースに基づいて、全体の約20%は
信用力の点で良い中小企業、40%は中位のリスク、残り40%は危険度の
高い企業と見なされています。
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