タイで展開するドイツ系コングロマリットのBグリム・グループ、企業解説
ドイツ系コングロマリットであるBグリム・グループは
1878年に設立され、タイで古くから展開している複合企業です。
CEOはHarald Link氏、以下のような事業を展開しています。
1:エネルギー・発電
タイとベトナムで発電所を建設し工業団地へ電力供給
2:ビルディング・工業向けシステム
アメリカ資本 Carrier Corporation社のエアコン製造・販売、
スウェーデン資本のBeijer B.Grimm (Thailand)社を設立
3:ヘルスケア
医療機器・医薬品 Merck、Maquet、Siemens、Carl Zeiss AGの
ブランド製品を提供
4:不動産開発
高層オフィスビルAlma Link Building(バンコク)
Dr. Gerhard Link building(スワンナプーム)
パタヤでの不動産開発
5:インターネット
金融比較サイト Masii.com(https://masii.co.th/thai)の運営
6:輸送・トランスポート
B.Grimm、STENCON、Siemens3社のコンソーシアムで空港鉄道を建設
子会社のBグリムパワーB.Grimm Powerはタイ最大の工業団地である
アマタナコン工業団地内で、第1号案件の166MWクラスの発電所、
Amata B.Grimm Power1を建設中です。
2016年末時点でB.Grimm Powerの総発電能力は1,627MWを有し、
民間電力会社でも有数の発電企業です。
同社は今後5年間に生産能力を5,000MWに増やす計画を検討しています。
アマタB.グリムパワーAmata B.Grimm Powerには、Bグリム・グループ、
住友商事、タイ工業団地開発大手アマタ・コーポレーション(AMATA)が
出資しています。
発電した電力はタイとベトナムの工業団地に供給しています。
Bグリムパワー社は2016年に4県で1,670ライを占める15の太陽光発電所
に80億バーツを投資し、114.2MWの発電出力を達成しました。
また、AMATA B.GRIMM POWER POWER PLANT INFRASTRUCTURE FUND
(ABPIF)は2013年に新規上場したインフラファンドで、IPO時に
60億バーツ以上を調達しました。
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