タイの財務省では顧客間決済システム導入を開始
タイの財務省では顧客間決済システム、customer-to-customer(C2C)
ペイメントの導入が予定通り開始されました。
2017年4月以降は企業間決済システムのbusiness-to-business(B2B)
ペイメントを導入予定としています。
タイの銀行ではPrompt Payに関する説明や広告案内が
登場し始めています。
同システムは2016年内に導入予定でしたが、システム開発遅延
などで延期されていました。
タイ国内で開始するC2Cの電子決済システムは
キャッシュレス社会への転換を支援し、東南アジアでの試験的な
動きと共に、税収入やお金の動きを迅速かつ安全に行うことが
可能になるとしています。
Prompt Pay Systemプロンプトシステムはインターネット利用者増加を
背景に、タイ政府財務省とタイの地場銀行が主導して発表したもので、
タイ国民が全員保有するID番号・個人所有の携帯電話番号を紐づけて
使用し、お金の支払い・送金・残金確認などを行えるサービスです。
(※)タイ人のIDカード(身分証明書カード)は7歳から国民全員に
発行され、常時携帯することが義務付けられています。
(2011年以前は15歳以上が取得対象でした。)
同サービスはタイ政府と財務省が進めようとしている”National
e-Payment”計画の一つであり、これを利用すると銀行間の送金
手数料が5000バーツ未満まで無料、5001バーツ~30,000バーツは
最高2バーツ、30001バーツ~100,000バーツは最高5バーツ、
100,001バーツ以上は最高10バーツと非常に安く設定されています。
既に2016年7月から事前受付が開始されていて各銀行でも簡単に
登録が可能です。
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