タイの上場企業、リッチ・アジア・コーポレーションは2017年1月債務不履行を発表
タイ証券取引所(SET)一部上場の鋼管製造・販売会社、
リッチ・アジア・コーポレーションRich Asia Corporation
(RICH)は、2017年1月に8億590万バーツの負債を抱え、
債務不履行になったと発表しています。
総額はおよそ20億バーツとなっています。
今後は金融機関、債権者との交渉をまとめ、債権を進めていくと
しています。
発表の翌日には大きく売りが発生し、株価は-21.43%まで
下落しました。
代表取締役のSomkiat Vongsarojana氏は2016年10月が支払期限
であったとし、金融機関へ向けての返済方法などを法的なプロセスで
進めていきます。
返済計画に関してはPhoenix Advisory Services Co Ltdが
アドバイザーとなります。
さらに同社は決済手形の不履行で12.5億バーツがあります。
およそ20億バーツ分の負債に関しては今後返済を進めていくと
しています。
リッチ・アジア・コーポレーションRich Asia Corporation
(RICH)社の2016年度の第3四半期までの業績は、売上23億7600万バーツ、
純利益-3400万バーツでした。
同社は2006年に上場し、旧社名はRich Asia Steel社でした。
スチールパイプ製品の製造、販売、輸送などを行い、その他鉄鋼品なども
扱います。
子会社にはSiam Ferro Industry社、 Thai National Product社など
があります。
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