タイ南部洪水被害の影響に関して、TMB銀行ではおよそ274億バーツの被害額試算
タイ南部洪水被害の影響に関し、TMB銀行ではおよそ274億バーツの
被害額試算を出しています。
特に天然ゴム関連企業のダメージが大きいとしています。
274億バーツのうち、191億バーツが天然ゴム関連企業、
35.3億バーツは観光関連企業、29.4億バーツがパームオイル
関連企業、7.5億バーツは漁業関連企業、8.3億バーツは
エビ関連企業、残りは農業、石油化学などになります。
TMB銀行が試算した被害額は、タイ商工会議所大学
University of the Thai Chamber of Commerce(UTCC)よりも
高い金額になっています。
同大学では224億バーツの試算でした。
TMB銀行では洪水被害は天然ゴムの物流・供給で28万トン以上が
ダメージを受けたとしていて、いくつかのゴム加工生産工場は
停止しています。
また、同様にパームオイル産業でも50万トン以上のパームオイルに
影響が出ています。
年間生産量の4.8%に及ぶ量が被害を受け、短期的に品不足になると
しています。
パームオイルは主にクラビ、スラタニ、チュンポーンなどの各県農場
で生産されていました。
観光産業では特に欧米観光客も多いプーケット県が12億バーツ以上の
被害があると試算されています。
今後も洪水が継続する場合、最大24億バーツ以上になると
予想されています。
タイで資産規模第7位のTMB銀行(TMB)の)2016年度の第3四半期までの業績は
総資産8101億6000万バーツ、純利益60億8700万バーツとなっています。
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