タイの国営企業大手、PTTグループの概要(2)
2016年11月、タイ国営石油(PTT)は東南アジアでの事業拡大を
加速すると発表、4年間で45億バーツを投じ、タイ以外の
ASEAN域内で給油所を500カ所に引き上げて、2016年現在の
170カ所から約3倍に増やす計画としています。
PTTが域内で展開する給油所はフィリピン105カ所、ラオス29カ所、
カンボジア28カ所などです。
また、2016年11月タイ国営石油(PTT)が燃油小売事業を分社化した
上で、株式を公開する計画を明らかにしました。
子会社の社名はPTTオイル&リテール(PTTOR)を予定し、
タイ証券取引所(SET)上場を目指すとしています。
新しい組織体PTTOR社は約1400カ所のガソリンスタンド事業や
約1500店に上るコーヒーカフェ店舗「カフェ・アマゾン」、
コンビニ店「ジッフィー」など消費者向け小売事業を束ねます。
資産総額は292億バーツになります。
PTT小売部門分社化の話は2016年上半期からあり、
給油・ガソリンスタンド・小売りの事業部門をPTTグループから
分社化させてタイ証券取引所(SET)へ上場を狙うと
報道されていました。
PTTグループの小売部門はPTT Life Station(小売店舗を併設した
ガソリンスタンド)、 NGV Station(LGVなどのガス用ガソリンスタンド)、
Café Amazon(コーヒー飲料中心のカフェ)、
Jiffy(ミニコンビニエンスストア)などを展開しています。
この記事へのコメントはありません。