タイ国内地方の小売店展開状況に関して
タイの地方は人口規模も小さく物流整備が追い付かないことも
影響し、これまであまり注目されて来ませんでしたが、
中堅規模のプレイヤーが出現して各社が「その県・その地域」
での影響を強めています。
タイ北部チェンライ県でスーパーマーケットを展開するタナピリヤ
(TNP)は2016年にタイ証券取引所の二部市場へ上場しました。
チェンライの雑貨店が創業した企業でスーパーの経営、卸売店を
展開しています。
2016年度1月~9月期の業績は売上10億8200万バーツ、
純利益3800万バーツでした。
タイ北部チェンマイ県を基盤とするリンピン・マーケット(未上場)
も店舗拡大を進めています。
日本食材、オーガニック食品も多数揃える同社はリンピンスーパー
(Rimping Supermarket)ブランドで、現地の外国人、日本人も利用客
となっています。
タイの東北部ウボンラチャタニ県、ナコンラチャシマ県、コンケン県、
ウドンタニ県などで強い建材販売などを手掛けるDOHOMEは2億バーツを
投じてオンラインショッピングサイトを構築。
同サイトでは建設資材などを24時間販売しています。
タイ西部などで展開するCJエキスプレスは小型コンビニ、
スーパーの地方版店舗で、カンチャナブリー県、ナコンパトム県、
ノンタブリー県、プラチュワップキーリーカン県、バンコク都地区など
18の県で250店舗を手掛けています。
タイ北部チェンマイではジャンパ・グループJampha Groupが
店舗名”SAVEMART”を小規模で展開しています。
プーケット県で展開中の”SuperCheap”は主に家電、IT機器、米、
生鮮食品、乾燥食品、衣料品、医薬品などを扱う小売店です。
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