タイのカシコーンリサーチでは高齢者向け事業が成長する見通しを発表
タイのカシコーンリサーチ社は、タイは高齢者人口が徐々に
増加しており、国内にいるタイ人・外国人高齢者を対象とした
介護などのビジネスが有望との見解を出しています。
タイの65歳以上の高齢者人口は今後15年で2倍まで増加し、
アジアでは日本やシンガポールに次ぐ高齢化社会になると
予測しています。
同市場は成長性が高く市場規模が非常に大きいとし、
タイ人高齢者は710万人で年間で+3%ずつ伸び、
外国人高齢者の移住も10年間で+20%伸びているとしています。
(16年時点では在タイ外国人高齢者数5.8万人)
課題となる高齢者ケアサービスは在宅医療機器市場、
在宅介護サービス、介護士・療法作業士育成、介護施設及び
デイケアサービス施設の建設などが挙げられています。
2016年時点でASEAN地域で高齢化社会となっているのは
シンガポールとタイの2ヶ国ですが、2030年までには大半のASEAN諸国が
高齢化社会となることが予想されています。
タイ人の平均寿命は上がり続けていて、16年時点で平均死亡年齢は74歳。
今後もさらに上昇を続け、70歳以上の後期高齢者人口は現在の
2倍まで膨らむとしています。
所得を得る方法は前期高齢者は60歳以降も働き続ける場合が
多いのですが、後期高齢者は子どもや近親者から仕送りを
受けていることが多いとされています。
このため介護商品・介護サービスの決定に関しては本人だけでなく
子どもや近親者の意見が反映されることも多いとしています。
また、2014年にタイでロングステイビザを取得した外国人高齢者
(50歳以上)は58,000人。
国籍で多いところはイギリス、アメリカ、ドイツ、スイス、
日本となっています。
1年間のロングステイビザ取得における所得条件は、
• 年金額は1ヶ月6,5000バーツ以上
• 貯蓄額は 80万バーツ以上 となっています。
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