インドネシア金融庁は国営金融機関の統合を計画
インドネシア政府傘下のThe Indonesian Financial Services
Authority(インドネシア金融庁)は、すべての国営銀行の株式を
保有する持ち株会社を2018年までに設立する計画があると明らかに
しました。
各国営銀行の経営効率化と資本増強を目的としています。
仮に同プロジェクトが実現すれば、マンディリ銀行Bank Mandiri(BMRI)、
ラクヤット・インドネシア銀行Bank Rakyat Indonesia(BBRI)、
バンクネガラ・インドネシア銀行Bank Negara Indonesia(BBNI)、
タンブガン・ネガラ銀行Bank Tabungan Negara(BBTN)などの
金融機関が統合することになります。
AEC内では2020年度までに金融面でのASEAN統合を進める計画があり、
インドネシア政府では国営企業の業績改善、規模拡大を目指しています。
インフラ・医薬・鉱業・保険など国営企業が存在するセクターで
持株会社1社を設立する方向で検討しています。
特にインドネシアでは総GDPの30%を金融市場が占めており、
融資関連市場は年率+20%以上で伸びています。
しかし中小金融機関を含め120以上の銀行があり、60機関まで統廃合を
進めたい狙いもあります。
また、イスラム金融市場も2005年からは年率+30%以上で
成長しています。
しかし、インドネシア国内イスラム金融はまだ5%のシェアしか
ありません。
マレーシアでは既に20%のシェアがあります。
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