タイの医薬品市場、薬局市場に関しての概要
タイの医薬品市場規模は2014年時点でおよそ47億ドル規模とされ、
今後も緩やかに成長を続けていくと分析されています。
近年、医療制度の拡充、生命保険・医療保険などの加入数の増加、
医療ツーリズムの成長、高齢化の進行などで、医療で利用される医薬品、
薬局での医薬品の市場規模が伸びています。
タイでは2002年から医療皆保険制度が導入され、対象医療施設で無料~
30バーツを支払うことで必要最低限の医療が受けられるようになりました。
しかし、長い行列と待ち時間が問題になっており、タイ政府は予算の14%を
社会保険制度向けに割り振り、医療サービスの充実を目指しています。
医薬品企業としてタイ証券取引所(SET)に上場している会社はほとんど
見られませんが、2013年度に新規上場を果たしたメガ・ライフサイエンス
MEGA Life Sciences(MEGA)はバンコクに本社を構え、医薬品、栄養剤、
OTC医薬品を製造し世界中31ヶ国へ輸出しています。
同社は1982年に設立。
製造拠点はタイ国内とオーストラリアにあり、Maxxcareブランドで物流も
行っています。
2015年度業績は売上80億9600万バーツ、純利益6億9500万バーツに
なっています。
タイの医薬品市場は医療機関で70%、ドラッグストアなどで30%が
消費されています。
この記事へのコメントはありません。