イギリスのEU離脱に関し、タイ証券取引所の総合指数も下落
イギリスのEU離脱問題に関して、タイ証券取引所(SET)の総合指数は
―23.21ポイント(-1.62%)下落しています。
取引額は882億バーツとなり、大型銘柄も売られました。
上位で取引額が大きかった銘柄では
PTTタイ国営石油 308.00バーツ -4.94%の下落
THAIタイ国際航空 24.60バーツ +7.89%の上昇
PTTEPタイ国営石油開発 79.75バーツ -5.06%の下落
IVLインドラマ・ベンチャー 30.00バーツ -5.51%の下落
SCBサイアム商業銀行 132.00バーツ -2.22%の下落
となりました。
今回の影響はEU域内にとどまらず、世界経済全体への影響も
取り沙汰される中で、タイについては長期的に見れば強い影響は
少ないとする意見も出ています。
短期的にはパニック売りによる株式市場の下落があるとしていて、
欧州投資家の一部がタイ証券取引所(SET)の株式を売却する動きを
予想しています。
タイとイギリスとの貿易額は世界取引貿易額のおよそ2%と
されていることから、短期的な金融市場では影響が出るものの、
中長期ではそれほど影響しないと各業界団体では見ています。
タイと欧州全体との取引は10%となっています。
2015年度、タイはEUの28か国へおよそ220億USドルを輸出しました
(14年比―6%)。
英国へ向けた輸出は40億USドルでした。
※”BREXIT”という言葉について。
ブレグジット”Brexit”と言う英語名詞はBritain(イギリス連邦)と
Exit(退出)を掛け合わせた造語で、もともとはギリシャ(Greece)が
EUを退出することを意味するGrexitから派生したともいわれています。
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