タイのゼネコン・インフラ建設大手、イタリアンタイ・デベロップメント、企業解説
イタリアンタイ・デベロップメント社(ITD)はタイのゼネコン
最大手で、スワンナプーム空港建設事業を大林組・竹中工務店などと
共同JVを手掛け、高架鉄道BTS建設を受注するなどタイ国内インフラ
事業を担う企業です。
また、海外事業売上比率も40%以上と多く、インド・バンガロール市の
鉄道建設、デリーメトロの駅舎建設事業、コルカタ空港旅客ターミナル
ビル建設など幅広く展開しています。
ミャンマーの南部のダウェイ・深海港プロジェクトなどにも
一部参画していて、ダウェイ~タイ首都バンコクまでのおよそ300Kmが
アセアンの西側玄関口になる可能性があります。
1954年にDr.Chaijudh Karnasuta氏、Giorgio Berlingieri氏の2名で
設立され、現在の総帥はPremchai Karnasutaプレムチャイ・
カナスター氏です。
同社の株主2位であるNijaporn Charanachitta
ニチャポン・チャラナチッター氏は、”AMARI”ブランドなどを手掛ける
Onyx Hospitality社やマンダリン・オリエンタルホテル(OHTL)も
率いています。
ITD社の2015年度業績は売上520億バーツ(1560億円規模)、
純利益―3億バーツ (-9億円規模)でした。
・主なグループ傘下の上場企業
イタリアンタイ・デベロップメント(ITD):タイ国内最大手ゼネコン・
建設企業
オリエンタル・ホテル(OHTL):タイの高級老舗ホテル
チャローン・タイワイヤー・ケーブルCharoong Thai Wire and Cable
(CTW):ケーブル・ワイヤー製造
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