タイ王室系のサイアム商業銀行がベトナム進出
近年タイ企業のベトナム投資が増加している中で
サイアム商業銀行(SCB)でもベトナムへの展開を決定しています。
同行の2015年度業績は総資産2兆7743億バーツ、純利益471億バーツ
となっています。
サイアム商業銀行(SCB)ではベトナムホーチミン市に支店を開業。
まず2500万USドルを投資し、7000万USドルまで引き上げる計画です。
同行ではベトナムは9200万人の人口を越え巨大市場として大きな
成長が期待できるとしています。
これまでSCB銀行はおよそ20年に渡りビナサイアム銀行(Vinasiam Bank)
という子会社を通じてベトナムの金融事業に参加して来ました。
しかし、ビナサイアム銀行の事業免許が終了することから、
SCB銀行としての進出を決定しています。
2015年度投資額は227億バーツとなっていて、前年125億バーツから
大きく上昇しています。
既に大手タイ企業の一部はベトナムへ進出しており、M&Aなどの
案件も増加しています。
アルコール飲料大手のTCCグループはドイツ系のMetroを購入し、
小売商業セントラル・グループはBIGCスーパーセンターを
購入します。
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