ベトナム・タイのTCCグループとM&Aの動き
ドイツ流通大手メトログループがベトナムで展開する
大型卸売スーパーのキャッシュ・アンド・キャリー事業をタイの
TCCランド・インターナショナルに売却すると発表しました。
売却額基準となる企業価値は6億5500万ユーロとなります。
メトログループはベトナム国内に大型卸売スーパー19店舗を
展開していました。
2014年8月に同事業を卸売りのベーリ・ユッカー(BJC)へ売却する
合意をしましたが、その後株主総会に否決され、TCCホールディングの
子会社TCCランドが買い取ると変更されました。
タイのビール財閥を率いるチャロン・シリワタナパクディー氏が
率いるTCCグループは不動産事業、飲料・アルコール事業、
金融事業(主に保険)、データセンター事業、消費財事業の5つの柱を
展開しています。
データーセンター事業ではTCCテクノロジー(TCCT)を展開していて、
2016年度に日系IT大手インターネットイニシアティブ(IIJ)と
合弁会社TCCT-IIJを設立し、クラウドサービスを開始すると
発表しています。
新会社資本金は2億バーツで、TCCTが60%、IIJが40%を出資します。
データーセンターの市場はTCCTが筆頭としてTRUE、CAT、TOTなどが
データーセンターを建設、バックアップセンターなども構えています。
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