ベトナム経済の概要に関して
正式名称:ベトナム社会主義共和国
(ベトナムしゃかいしゅぎきょうわこく)、ベトナムは東アジア・
東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和制国家で
国土は南北に長く、北に中華人民共和国と、西にラオス、カンボジアと
国境を接し、東は南シナ海に面し、その先にはフィリピンと
対しています。
国・地域名 ベトナム社会主義共和国 Socialist Republic of Viet Nam
面積 33万平方キロメートル(日本の88%)
人口 8,971万人(2013年出所:ベトナム統計総局(GSO))
首都 ハノイ 人口693万人、ホーチミン人口781万人(2013年)
言語 ベトナム語、ほかに少数民族語
宗教 仏教(約80%)、そのほかにカトリック、カオダイ教、
ホアハオ教など
ベトナムの地理は南北1,650km、東西600kmに広がる国土です。
同国の西側に平行して南北に伸びるチュオンソン山脈の東側に国土の
大半が属します。
国土は細長いS字に似た形で、北部のデルタと南部のデルタ地区で人口の
70%が居住しています。
北のデルタは紅河(ソンコイ川)流域で、首都ハノイのほか港湾都市
ハイフォンがあります。
南のデルタはメコン川流域で、ベトナム最大の商業都市ホーチミンを
擁します。
また、同国がベトナム領域であると主張する南沙諸島:スプラトリー諸島で
中国や台湾が実効支配を強化する動きを加速していることに対して
反対の意見を表明しています。
この南沙諸島をめぐってはベトナム、中国、台湾、フィリピン、
マレーシア、ブルネイの6カ国・地域が領有権を争っています。
また、2014年5月には南シナ海で石油掘削作業を進める中国への
大規模抗議デモが発生。
ベトナムが主張する排他的経済水域に、違法設置した中国海洋石油
総公司の石油掘削リグをめぐり、ベトナムと中国の艦船の衝突が
相次いだことにより発生しました。
ベトナムの民族構成はキン族:ベトナム族が最大の民族で全人口の
85%~90%を占めます。
ベトナムでは公式に認められている民族が54あり、キン族の言語である
ベトナム語はムオン族・セダン族などと同じオーストロ・アジア
(モン・クメール)語族に属します。
それに続いてタイーTày族(旧トー族) 1.9%、タイThái族 1.7%
ムオンMường族 1.5%、クメールKhơ Me Crộm族 1.4%などが少数民族
として、その他に少数民族としてホア族:華人、タイ系のヌン族、
クメール族、ムオン族、モン族(ミャオ族)、ザオ族などがあります。
多くの少数民族は山地に住むケースが多いのが現状です。
東南アジア各国で展開している華僑人口で、ベトナムではおよそ126万人
(2012年統計)とされています。
タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどと
比較するとそれほど多くない数字ですが、背景には1975年の中越戦争以降で、
およそ110万人もの華僑がベトナム国外に脱出したとされています。
ベトナム華僑の大半がベトナム南部におり、1989年の統計によると
ホーチミン市の華僑が約52万人、ハノイの華僑は5千人以下となっています。
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