インドネシアのタバコ企業大手のHMサンポルナは15億ドル規模の増資を検討
インドネシアのタバコ企業大手のHMサンポルナHM Sampoerna
(HMSP)が15億ドル規模の増資を検討しています。
同社は2年前に4900名の従業員スタッフのリストラを実施していました。
HM SampoernaのCEOであるPaul Norman Janelle氏は2億6900万株の
新株を発行し、海外投資家を募るための説明会を世界で行うとしています。
調達した資金で運転資金と共に原材料に利用する計画です。
15年時点で、同社は2万9800名の正規従業員と4万8000名の非正規従業員を
抱えています。
同社は1913年度に創業し、インドネシア国内で有数のタバコメーカーに
成長しました。
タバコ生産、包装、倉庫事業、不動産開発、ゴルフ場運営なども
手掛けます。
スラバヤが本社で、フィリップモリスが親会社となります。
2014年度の業績は売上で45兆9788億ルピア、
純利益は10兆1810億ルピアでした。
2005年3月にアメリカのタバコ事業会社フィリップ・モリスが
HMサンポルナ社の株式40%をTOB。その後全株取得を実施しています。
2005年の大きなニュースとなり、「フィリップ・モリスが東南アジアで
最大級の買収 5400億円投入」と騒がれました。
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