タイの干ばつの影響に関して
2015年7月、タイ政府は干ばつに対する農民対策として
およそ600億バーツの融資を認める決定を承認しています。
通常雨期で雨が多く降る季節にも関わらず、雨量が少なく
67都県の中で7県が厳しい干ばつの影響を受けているとしています。
タイ国家災害警告機関National Disaster Warning Center
では、水量レベルが過去3番目に低いレベルであるとコメント
しています。
タイの農業向け金融機関であるバンク・アグリカルチャー・
アグリカルチャル・コーポレイティブBank of Agriculture and
Agricultural Cooperatives(BAAC)は100万人の農家への
融資を承認しています。
緊急性融資の一つとしていてタイの財務省の決定に続くものと
しています。
返済は1年~10年としています。
また、干ばつによる影響ですぐに返済出来ない農家に関して猶予を
与えるとしています。
タイの財務省ではこの干ばつの影響でGDP成長率が最大でおよそ
0.5%減のマイナスになる予想を出しています。
2015年度の財務省GDP成長率予測は3.0%増でした。
しかし、他の各国よりは悪くない数字になると見ています。
2014年度の成長率は0.7%増でした。
背景は政情不安と世界経済の減速が影響しています。
タイの中央銀行では15年度見通しで3.8%増から3.0%増と
なっています。
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