By: Alan Levine – CC BY 2.0

タイ政府が進めている1932億バーツ規模のインフラプロジェクトが
2015年度後半に実施される予定で、通年でゼネコン各社の売上や
純利益が10～15％増になる見通しです。
ゼネコン大手チョーガンチャーンCh　Karnchang(CK)の
CEOであるPlew　Trivisvavet氏は新規の契約・入札で20～25％の
取得を目指します。

同社の受注済み総額は1000億バーツとしていて、2015年度で
340億～350億バーツの売上を生み出すとしています。
2014年度の業績は売上で354億780万バーツ、
純利益では22億9600万バーツでした。

同業の最大手イタリアンタイ・デベロップメント
Italian-Thai Development(ITD)社では、新規政府プロジェクトの
30％を取得するとしています。
同社の受注済み総額は3500億バーツあるとしていて、
民間・政府の新規契約合計1700億バーツを目指します。
同社の2014年度の業績は売上で479億7330万バーツ、
純利益では5億2200万バーツでした。

第3位のシノタイ・エンジニアリング社も同様に政府受注を
期待しています。
受注済み総額は500億バーツで、15年で200億バーツの受注を
目指します。
2014年度の業績は売上で216億5200万バーツ、
純利益では15億2000万バーツでした。

タイの政府が開始しようとしている大型プロジェクトは
高速鉄道プロジェクト以外にも、既存鉄道の複線化プロジェクト、
高速道路建設プロジェクト、バンコク首都圏鉄道網プロジェクト
（グリーンライン延伸、オレンジ、ピンク、イエロー）など
になります。