タイ国営石油は傘下のバンチャーク石油の株式を政府系2機関に売却
タイ国営石油公社(PTT)は傘下のバンチャーク石油の株式を
政府系2機関に売却すると発表しています。
PTTが保有していましたバンチャーク石油(BCP)全株式
27.2%を財務省系の投資基金ワユパック・ファンドと政府系が
運営する社会保障基金に売却したとしています。
ワユパック・ファンドには株式15.2%、社会保障基金には
11.9%を売却し、それぞれ譲渡額は75億6000万バーツ、
59億3095バーツとなります。
今回の売却は軍事政権によるPTTにエネルギー事業を
集中化させない方針とPTT側の事業の分散化を避ける目的で
売却計画が進められていました。
バンチャーク石油は石油精製、小売販売、発電、バイオ燃料など
を中心に進めています。
1,000以上の給油所・ガソリンスタンドを展開しています。
日量12万バレルの石油精油所も保有しています。
2014年度の業績は売上で1830億バーツ、
純利益では7億1100万バーツでした。
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