タイ国内でデジタル放送が開始されもうじき1年目
タイ国内でデジタル放送が開始され、ブロードキャスティング・
放送事業各社は、競争が激しくなると共に視聴者の獲得が厳しくなると
予想しています。
モバイルアプリを利用した宣伝活動、個別の趣向に合わせた戦略が
必要であるとBangkok Media and Broadcasting社では
コメントしています。
デジタル放送開始後、しばらくして今後勝ち組と負け組に分かれると
予想していて、タイの国家放送通信員会が24の事業者へデジタル放送の
認可を出してもうじき1年目を迎えます。
様々な意見が出ていて、ニュース番組を中心に放送するスプリングニュース
Spring Newsは、放送権などのコストをもっと下げて新規の参入をしやすい
ようにと主張しています。
インターネットにより情報や通信インフラが充実した結果、
他社と異なる、品質の高いコンテンツを制作する必要性が高まり、
視聴者の選択の幅も広がっている、固定のモニターTVより
スマートフォンやタブレット画面を好む傾向が高まっているとしています。
チャンネル7を運営するバンコク・ブロードキャスティング社と
チャンネル3を運営するBECワールド社は、総市場規模800億バーツの中で
未だ強力なマーケットシェアを誇ります。
ニールセンが出した15年度3月のデータでは、21のデジタル放送チャンネルの
シェアは25.7%であったと発表。
前年比+9%と伸びています。
一方で、アナログチャンネルのシェアは74.3%で91%から下落しています。
同社ではTV広告額は15年2月分は総額73億バーツで、
アナログ5チャンネルで45億バーツ、デジタルチャンネルで28億バーツ
であったと発表しています。
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