シンガポールのオーバーシー・チャイニーズ銀行とユナイテッドエンジニアーズの株式36%取得をめぐり暫定協議入り
タイの富豪チャローン・シリワタナパクディー氏はシンガポールのオーバーシー・
チャイニーズ銀行(OCBC)と同行の保険部門の保有するシンガポール上場の
不動産開発・建設会社United Engineers(UEM)の株式36%取得をめぐり暫定協議
入りしていることが報道されています。
OCBCはシンガポール第2位の金融機関であり、2013年末の総資産額は
3384億シンガポールドルになります。
United Engineers(UEM)はシンガポールの不動産開発・建設企業で、2013年度の
通年の業績は売上20億1300万Sドルで純利益で1億1800万Sドルでした。
OCBC銀行の保険部門、銀行創業家のLee財閥で69%を保有しています。
UEMの株価は一時停止後、2.46Sドルから大きく上昇しています。
同銀行は2014年4月に香港の永亨銀行に対し384億香港ドル(およそ50億ドル)での
買収を提案しましたが、別のファンドが永亨銀行株の7.8%を取得。
OCBC銀行側へ買収価格引き上げの圧力をかけていると報道されていました。
今回のチャローン・シリワタナパクディー氏の提案によって買収金額相当が生まれる
可能性もあります。
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