タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)が8月に発表した2014年4～6月期の
実質国内総生産GDP成長率は、前年同期比+0.4％増になるとしています。
2014年5月末に軍事政権が政権を掌握し、さまざまな経済政策、政治方針の変更
を進めていますが、少しずつ変化が出てきています。

GDPの50％以上を占める民間消費が+0.2％増、4四半期ぶりにプラスに
転じていますが民間投資セクター、輸出セクターはマイナスの成長になっています。

タイ軍事政権では旧上下院に代わる「国家立法会議NLA」は招集後初の審議を開き、
2015年度（2014年10月～2015年9月）の通常予算総額2兆5750億バーツの大枠を
承認したことを発表しています。

今後の見通しとしては、NESDBでは2014年5月時点で下方修正した14年の成長見通しを
+1.5～2.5％から+1.5～2.0％に再び引き下げています。