タイのバンコクでは最初の大量輸送交通機関として1999年にPPP方式による
高架鉄道BTSスカイトレインが開業しました。
BTSスカイトレインはスクンビットライン(16.8km)、シーロムライン(8.5km)の
2路線で開業。
その後、さらに地下鉄MRTブルーライン(21.0km)がPPP方式で2004年に開業を
しています。

BTS建設におけるアプローチは土地開発以外の建設、商業、金融調達リスクをすべて
コンセッション側:民間入札側が負担するものであったため、1998年アジア通貨危機で
デフォルトに陥りました。
その後再建され、香港系資本も参入した現在のBTSホールディングスが高架鉄道を
運営・管理しています。

上記のような失敗を基に地下鉄MRTに関しては建設は入札→公共事業、その後BOT方式
と変更されています。