タイの公的医療費30バーツ制度と問題点
タクシン政権下2001年~2006年で導入された医療費30バーツ制度は、1回の診察・
治療に関して30バーツを支払い、保健局から病院へ300バーツ程度が支給されますが、
実質コストは600バーツ以上掛かり、採算が取れていないのが現状になっています。
医療関係者からは同制度がタイ医療機関の財政状況を悪化させる要因となり、
医療サービス?質の低下を招いていると指摘されています。
タイでは病院数は軍病院、警察病院、公立病院、大学病院など公立の病院数が
1052病院、高級病院を中心にした民間私立病院は344病院あるとされています。
※2008年度タイ保健省データ
※タイの診療所は入院設備の無い、政府系の「ヘルスセンター」と民間系の
「クリニック診療所」に分類されます。
ヘルスセンターは主にタンボン(タイの行政区画・市町)単位に設置、外来患者に対応。
民間の診療所も地域における医療提供者として重要な役割を果たしています。
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