タイのインフラ開発計画
タイは、自動車産業、電機産業、電子部品産業、個人消費を中心に
経済拡大が続いている。実質 GDP 成長率(2012年比)は、+6.4%となっている。
「東西回廊の交通・物流の高度化」
1998年発足の、インドシナ半島のうちの4カ国(ミャンマー、タイ、ラオス、
べトナム)を結ぶ、全長1450km の道路を基盤にした経済開発計画。
2006年より開通。
「南北経済回廊:中国・昆明からバンコクを結ぶ2000km」と共にインフラ整備
の高度化、物流システム高度化を進める。
「2013年2兆バーツインフラ計画」
1 モーダルシフト(高コストの道路輸送→鉄道、水運などへのシフト推進)
2 連結性向上(メコン地域やアセアンの連結性向上へのインフラ整備)
3 モビリティ向上(輸送ファシリティを改善しモビリティの向上)
タイ政府は2013年3月に「運輸分野インフラ開発の借り入れ権限を
財務省に付与する法律」案を閣議承認し、国会に提出。通常予算とは別枠で
2兆B相当の内貨又は外貨の借り入れを行う権限を政府に付与する法律。
通常予算からも一定のインフラ整備予算が支出されるため、2020年までの
7年間で2兆バーツ分で総額4兆バーツ(約12兆円=1200億USドル)の投資が
計画されている。
「タイ経済4.0(Thailand4.0)」
これまでの外資主導の製造業中心産業「Thailand 3.0」から
知識集約産業、グリーン産業、再生エネルギー産業、医療産業、運輸産業への
高度化移行を開始する。
「タイ高速鉄道計画(Thailand High Speed Rail Project)」
タイ王国運輸省とタイ国有鉄道が進めている高速鉄道建設計画。2013年年末入札予定。
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