アセアン 証券取引所の重複上場
マレーシア、シンガポール、タイの証券監督当局と証券取引所は、
東南アジア諸国連合(ASEAN)資本市場フォーラム(ACMF)に基づく枠組み協定に
調印しています。
上場企業がほかの国の証取に重複上場を申請した場合の審査を簡略化し、
審査期間を従来の最長16週間から7週間へ短縮していくとしています。
アセアン証取間の相互上場を奨励し投資家基盤を拡大するのが目的で、各証取の
一部に上場している企業が対象です。
タイでの重複上場ではトータルアクセスコミュニケーション(DTAC)などが
タイ証券取引所、シンガポール証券取引所(SGX)にて上場しています。
また2008年度に酒造最大手タイ・ビバレッジ(THBEV)が、タイ証券取引委員会
(SEC)とタイ証券取引所(SET)に株式公開を申請したものの仏教団体の反対で
上場断念しています。
同社はシンガポール取引所(SGX)に上場しており、SET上場が実現すると、
タイ国内企業で2社目の重複上場企業となる予定でした。
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