タイ クルンタイ銀行(KTB)
タイの各商業銀行ではバーゼル3の導入に合わせて
国際基準の資本比率はそれほど困難になることはないとしています。2008年の金融危機でも
大きな損失がなかったことが幸いになっています。
タイの商業銀行のTIER-1の平均ではリスク資産の13%となっていて、
新しいバーゼル3基準の7%の倍以上になっています。
「タイの銀行の危険資産に対する資本比率は十分あり、アメリカの銀行の平均を大きく上回っており、心配はない」
とKrirk Vanikkulタイ中央銀行副総裁はコメントしています。
また各商業銀行の統廃合も進んでいて
不良債権の多い銀行、赤字の脱却できない銀行などは次々と買収されています。
今後の焦点はクルンタイ銀行(KTB)の扱いや
外資系金融機関の参入などになります。
またバーツがこれまでに無く高くなっていることに関しては
2010年度のタイの輸出額が前年比+20%以上になることが予測されていて上昇圧力がかかる可能性が高いとしています。
商務省のPorntiva Nakasai女史がコメントしています。
また中小企業はこのバーツ高で危機に陥る可能性もあり、その補助も検討するとしています。
この記事へのコメントはありません。