タイの貿易 バンコク銀行(BBL) クルンタイ銀行(KTB)
タイ証券取引所市場はタイの2010年6月の貿易輸出額が
過去最高を記録しました。180億6000万バーツと言う貿易黒字となり、自動車、電機関連などが
好調でした。これを受けて、2008年来となる高値付近で推移しています。
2010年第2四半期の業績発表が銀行から始まっていて
最大手商業銀行のバンコク銀行(BBL)では
純利益69億バーツ、前年同期比+40.4%で好調でした。前期比では+13.1%の増加です。
2010年6月までの融資は1.17兆バーツとなっていて2009年末と比べて+2.6%でした。
Bangkok Bank 社長のChartsiri Sophonpanich 氏は
今後もポジティブにタイ経済の成長を見ていると発言しています。
2010年上半期では純利益129億5000万バーツとなっています。+32.5%となりました。
バンコク銀行の株価は132.50バーツで上昇しています。
第2位のクルンタイ銀行(KTB)では
33億7000万バーツで前年同期比+31%の増加。
2010年上半期純利益の数字では64億4000万バーツで+23.0%増加でした。
6月末までの融資総額は1.16兆バーツで+8.49%となっています。
CIMB-GK証券のリサーチ担当Kasem Prunratanamala氏は
予想よりもやや低めの数字だったものの、各証券会社は買いを推奨しているとしています。
ターゲット価格は15.1バーツとなっています。
タイ国内消費が依然高い水準であるのと、
公共、民間投資の強い意欲があるために、投資、消費とよい循環になっています。
また金利の緩やかな上昇もあり、大手銀各行の利益見通しは引き続き、
良い方向との見方が出ています。
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