東南アジア各国 自動車産業の回復
2010年から東南アジア各国の自動車産業の回復が始まっています。
ASEAN各国が大規模な減税、エコカー生産支援策を発表しています。
東南アジアの自動車生産では、タイ、インドネシア、マレーシアが牽引していますが、BRICsと呼ばれる人口大国の急成長のマーケット(中国やインド)への売り込みも始まり、
生産能力、競争力を強化しようとしています。
特にトヨタモーターはタイとベトナム、インドネシアで世界戦略車IMVプロジェクトを展開。
タイではVIGO、Fortuner、インドネシアではキジャンイノーバなど、
現地生産国での特定の車種生産を先行しています。
シンガポールでは2010年から電気自動車関連産業の誘致策を打ち出し購入権取得などを免除しています。
三菱自動車の電気自動車「アイ・ミーブ」が対象になっています。
マレーシアは09年10月、エコカーのマレーシア国内生産推進を掲げ、
ハイブリッド車生産事業などに限定して生産プロジェクトを解禁。
エコカー生産投資に関し10年間の減税も実施するとしています。
タイでもカムリハイブリッドは当初大きく税金をかける計画でしたが緩和。
普通車の上位モデル並みの金額に抑え、販売を加速しています。
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