タイ サイアムシティセメント(SCCC)
タイの洪水復興からのセメント需要でセメント生産2位のサイアムシティセメント
(SCCC)Chantana Sukumanont上級副社長は供給できるセメント量は十分あると
しています。
復興前から土嚢の建設、防水用壁の建設でニーズが高かったが今後作業員の不足、
インフラ建設ニーズでセメント量は増加するとしています。
セメント価格は、まだ洪水前の価格と同レベルで便乗した値上げなどは
発生していないとしています。
今後懸念されるのはガソリン代高騰、運輸コストが増大する可能性、建設企業の
人員確保が難しくなるとしています。
また食品・飲料、自動車、電子部品の工場は被災した企業が多かったものの、
セメント生産工場を持つ企業はほとんど被災しなかったことも影響していると
しています。
タイでは年間5000万トンのセメントを生産していますが、国内消費量は3000万トンで
残り2000万トンは海外へ向けて輸出しています。
サイアムシティセメントはブランド名「イーグル」などのセメントを供給していますが
メイン顧客はタイ東北部や東部が多く、今回の洪水被害もほとんどなかったとしています。
第3四半期までの業績は売上185億5200万バーツで、純利益30億4000万バーツでした。
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