インドネシア 外資規制
インドネシアのマルトワルドヨ財務相は、インドネシア政府と中央銀行が企業
および銀行の対外債務を制限する規制を検討していることを発表しています。
過去にはタイ中央銀行が2007年度に外資規制を突如発表し、大幅な株式市場の
下落を経験したことがあります。
今回のインドネシア中央銀行の政策は、世界経済のリスクセンチメントが変化し、
通貨ルピア相場が下落した場合に経済を支えることが目的としています。
背景にはインドネシア企業が、先進国の低金利に着目し、ドル建て債を発行する
など外貨での資金調達を活発化させているためです。
過去アジア通貨危機の際にもタイ企業が対外債務をかなり膨張させていた時代が
ありました。
この記事へのコメントはありません。