タイ イスラム金融
イスラミックバンクはタイ財務省の下で管理されシャリフ法によって厳格に
管理されます。
利子を取れない、イスラム法禁忌のものに投資できないなど制限があります。
アルコール関連、タバコ関連、賭け事関連などに投資することもすべて禁止
されています。
イスラミックバンクは現在26支店があり、イスラミックバンクの2009年度の
業績は
預金金額 209億バーツ→213億バーツ
純利益では 2億5600万バーツで 前年度210万バーツから大きく増加したと
しています。
今後の課題としてイスラム債(スクーク)の発行技術が遅れていることがあります。
ここはマレーシアとシンガポールが進んでいます。
またタイでもイスラミックバンクがおよそTHB50億バーツでタイで初のスクーク
発行を進めるとしています。
またタイの証券取引委員会のガイドラインではスクークの仕組みはイスラム資産へ
投資する信託方式モデルになるとの見解を示しています。
一度今回の仕組みが成功すれば今後タイのイスラミックセクターでの世界的な投資の
流れが発生する可能性もあると期待を膨らませています。
またタイ支店を持つ、HSBC銀行ではイスラム金融事業への投資に高い関心を
持っていて会合などを重ねています。
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