QBハウスの東南アジア事業
日本のQBハウスの運営会社が、東南アジアで「ECハウス」を運営する
「アーンソン・マネジメント社」、および最初にフランチャイズ契約を
結んでいた「QBハウス(シンガポール)」を相手に、秘密漏洩や共謀罪で
シンガポールの裁判所に訴えたものの、日本側敗訴の判決が出ています。
(2006年)
またタイ国内でのフランチャイズもサハ・グループと合弁で進めましたが
こちらも失敗。
2011年2月タイの大手財閥サハパタナビブン(SPC)傘下のサハパタナ・
インターホールディング(SPI)は、タイでヘアカット専門店を展開する
QB(Thailand)からキュービーネットと丸紅が撤退することと発表しました。
これは累積赤字が増加したことを理由にしています。
QB(Thailand)は2005年からバンコク市内で早い、日本スタイルを売りに
していました。
しかし1回100バーツと言う値段が、一般の散髪代金の倍額ほどするため、
一部の富裕層くらいが訪れ、また日本人が利用するという状況になっていました。
結果として累積赤字が2000万バーツを超えたために、
サハ・パタナビブンはQB(Thailand)の施設を譲り受け事業継続し、社名を
「Hair Service (Thai) Co., Ltd」、ブランド店名を「Easy Cut」に
変更するとしています。
海外でフランチャイズ展開を行うにあたっては、こうした問題がしばしば発生。
ロイヤリティーの支払いや、知的財産としてのノウハウの所有権・使用権の所在が、
各国の法律や人々の意識によって異なるため注意が必要。
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