タイの観光旅行者の増大
2003年度はSARSの拡大で、2004年度はインド洋大津波の影響で、2006年度は
無血軍事クーデターと反タクシン運動で、2008年度はスワンナプーム国際空港の
閉鎖問題、2009年度は世界金融危機の影響などがあり、2010年度はレッドシャツ
グループの騒乱、2011年度はタイの大洪水などで観光に関してはネガティブな
要因が重ねて起こったもののタイの観光旅行者数は右肩上がりで増大しています。
ひとつはアジア近隣諸国の経済成長(マレーシア、中国、インド)からの旅行者増大、
そしてタイは継続してこれまでアセアン諸国の中でも観光収入が大きい国であったこと
からリピーターも増えて行ったことを挙げています。
タイ観光庁は2015年度以降にはアセアン諸国のビザが緩和の方向へ進むことから現在
の政治的な対立や洪水対策をおろそかにすることは、観光収入増大の貴重な機会を失う
と警告しています。
タイの観光庁では1~11月の海外旅行者は確定値で1710万人、前年同期比+21%増
であったとしています。
通年予測は1880万人~1900万人となり、観光収入は7240億~7310億バーツ
であったとしています。
タイ国内旅行者は9800万人でマイナス2.6%減であったとしています。
また観光収入は4080億バーツであったとしています。
2012年度の予測では目標値を1960万人とし、観光収入7660億バーツを目指します。
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