各地の市場 タイの政治
ユーロ圏で債務懸念が再燃したことで、大半の市場で下落しています。
米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがポルトガルの
信用格付けを引き下げたことで、東南アジア域内で売りが多くなりました。
また一方で、マレーシア証券取引所(BRUSA)クアラルンプール総合指数は
0.6%上昇で、過去最高値となる1591.34ポイントとなっています。
タイのSET総合指数の今後の見通しに関してシンガポール系証券会社
フィリップ・セキュリティーズは依然としてSET総合指数が1100~1130ポイント
で推移し、2011年4月下旬に付けた15年ぶり高値を上回ると予測しています。
タイ選挙委員会は5日に、2011年7月3日に投票が行われたタイ下院(定数500)選
の暫定結果を発表しています。
獲得議席数は
▽タクシン元首相派の野党プアタイ 265議席
▽アピシット首相率いる与党民主党 159議席
▽タクシン派から離脱した派閥プームジャイタイ党 34議席
▽バンハーン元首相のチャートタイパタナー党 19議席
▽スワット元副首相のチャートパタナープアペンディン党 7議席
▽タイ東部有力者ガムナン・ポことソムチャーイ・クンプルーム氏
パランチョン党 7議席
▽元ソープランド会長 チューウィット氏新党ラックタイランド党 4議席
▽ソンティ元陸軍司令官が党首のイスラム政党 マートゥプーム党 2議席
などになっています。
今回の総選挙の有権者総数は4692万人、総投票率は 75%でした。
今回の選挙後、タクシン派支持政党プアタイ党は
チャートタイパタナー党、
チャートパタナープアペンディン党、
パランチョン党、
マハーチョン(1議席)党の4党と連立政権を組むことで合意しています。
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