タイの清涼飲料水大手サームスック(SSC)
ペプシコ・コーラの独占販売、ボトリング事業を手掛けていたサームスック(SSC)では
1953年から58年間ペプシコ社製品を製造、流通、販売してきましたが、
2010年、ペプシコ社の原材料値上げ、コーラ原液の値上げによってサームスック
(SSC)社側が反発しました。
ペプシコ社側へ値下げを要求しました。
しかしながら逆にペプシコ側ではサームスック保有株41%をさらに増やすべく
敵対買収を仕掛けました。
しかしながら一般投資家、他大株主が応じなかったためこのTOBは失敗に終わり、
両社の関係は破談となり、今後サームスック側は独自の商品開発、他ブランドの
販売を手掛けていく計画です。
タイではペプシ・コーラのマーケットシェアが高いことから今後流通網を無くした
ペプシコ側、製造・商品を無くしたサームスック側の次の行動が注目されています。
●タイの自販機
タイでは日本のような清涼飲料水自販機はないものの(一部大学などにはあり。)
浄水飲料水の自販機はあります。
「Daily Fresh」ブランドの飲料水自販機を展開するWater Netでは2011年の
タイ国内飲料水自販機市場が+8~9%になるとの予測を示しています。
タイ国内自販機市場はおよそ30,000台で2010年はコンドミニアム市場の急拡大
などで2009年度比+15%以上伸びています。
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