マレーシア 中央政策金利
マレーシア中央銀行は5月、翌日物政策金利を+0.25%引き上げて、中央政策金利
を年3.0%としたことを発表しています。
声明で、世界経済は依然として回復基調を保っているが、日本の東日本大震災に
よる供給混乱や食料・資源価格の高騰がマレーシアの経済成長を妨げる可能性が
あると懸念しています。
マレーシアも他の東南アジア各国と同様にインフレ率が高まっており、声明は
「2011年後半に内需要因の物価上昇圧力が生じうる」との警戒しています。
マレーシア1位のメイバンク(MAYBANK)などもこの金利上昇へ追随する構えです。
また、東南アジア諸国連合・ASEANの第18回首脳会議が、2012年から7億ドルに
達するインフラ整備基金プロジェクトを実施していくことで合意しています。
インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領は
「ASEANが打ち出した共同体創設プロセスは、国民利益確保を前提としている。
ASEAN諸国が整備されたインフラを通じて、連携を強めるために必要」
とコメントしています。
今後、高速道路、湾岸開発、道路整備、陸橋開発などに資金が投下されます。
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