タイオイル(TOP)
タイ国営石油(PTT)傘下の石油精製最大手タイオイル(TOP)は、競争力強化を
目的に同業2位のエッソ・タイランド(ESSO)の買収を検討していると明らかに
しました。
事業化調査を進め、4カ月内に結論を出す方針。
仮に買収が実現すると東南アジア最大の石油精製会社になります。
スロンCEOは、両社が東部チョンブリ県シラチャーに製油所を設置しており、
買収により相乗効果を見込めることを理由に挙げています。
製油能力は、タイオイルが日量27万5000バレル、エッソ(タイランド)が
17万7000バレルとなっています。
買収が実現すると、タイオイルは、英蘭系シェルのマレーシア事業、
シンガポール事業を抜き、東南アジア最大の製油会社になります。
ただ、商務省国内通商局事業競争部は、タイオイルのエッソ(タイランド)
買収が事業の独占につながる可能性があるとして、監視する方針を明らか
にしています。
2010年度のタイオイル(TOP)の業績は
売上3243億5100万バーツ 純利益では89億9800万バーツとなっています。
エッソ(タイランド)は、製油事業、石油化学事業、全国で給油所を
運営しています。
製油会社を上場させるタイ政府の方針で、2008年5月、タイ証券取引所(SET)
に上場しました。
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