インドネシアのネット
インドネシアでインターネットの新興企業が台頭しているレポートを
書いています。
http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/131981/
インドはこちら
http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/129485/
インドネシアでは急速に中間層が伸びていて実際に参加したベンチャーフェア
では数多くのネット企業家と挨拶できました。
また水面下ではインドネシアの起業家が関連事業を始めるケースが増え、
インドネシア地場、欧米、アジア投資家による出資やM&Aが相次いでいます。
●インドネシアのトップアクセスサイトは「カスクス(kaskus.com)」で、
2008年設立された新興企業ダルマ・メディア・インドネシアが運営。
タイのサヌーク・コムのような存在です。
2011年度にアメリカ系などから出資・買収の提案を受けていましたが
最終的に、タバコ財閥・複合企業ジャルム・グループからの出資を受け入れる契約
をしています(2011年1月)。
●サイバーエージェントが出資したのはECコマース大手トコペディア。
同社は2009年に地場インドヌサ・ドウィタマから資金提供を受けてECサイト
(tokopedia.com)を立ち上げ、1年余りでインドネシアを代表する
オンラインショッピングモールに成長させています。
2011年3月にシンガポールに拠点を置くネット企業のベンチャーキャピタル、
イーストベンチャーズ、2011年4月に日本サイバーエージェントの投資子会社
サイバーエージェント・ベンチャーズから相次いで出資を受けることが発表
されています。
●クーポン共同購入サイトのディールカレン(Dealkeren)は、2010年11月に
ドイツ投資会社リベートネットワークスから200万ユーロ(約2.4億円)の出資
を受け入れています。
●位置情報の情報交換する交流サイト「コプロル」を運営するスカイエイト社は
2010年5月に米インターネット大手ヤフーの買収提案を受け入れて、ヤフー現地
法人のヤフー・インドネシアの一部門となっています。
コプロルのサービス名は「ヤフー!コプロル」に変更し、ユーザー数は激増。
買収前の70000人から、1年足らずで150万人と一気に22倍に増えています。
●またクーポン共同購入サイト「ディスドゥス(disdus.com)」を運営する
ラモダテンカ社は2010年末にイーストベンチャーズから出資を受けていましたが、
2011年4月に同業世界最大手の米グルーポンの傘下に入っています。
今後はサービス名を「グルーポン・インドネシア」に変更しています。
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